下本地区「人・農地プラン」を作成します

 平成30年、庄原市本村町の下本地区で「人・農地プラン」を作成することとなりました。

 1月下旬より、下本地区の関係者にお声がけし、説明会を開催するとともに、地区外に住居されている地主の皆様に資料を送付するなど、理解を頂くよう努めて参りました。

 この制度は、下本の地区内(月貞寺・山王・明善・青竜・三十戸)で将来にわたって、営農活動をしながら、農地を守っていける範囲を設定し、その範囲内に農地(田、畑)を所有している方、範囲内で農業を営まれている方(総勢99名になります)で話合いを行い、将来の地域の農業をどうしていくか、誰が耕作していくのかといった、将来像を明らかにしていくものです。

 説明会など行ってみると、プランに参加すると、法人に加入しなければならないのかといった声もありましたが、決して法人参加を前提としたものではありません。

 この地域内には
  水田43.7ha  畑2.7ha  計46.4ha(地積面積) 筆数約300筆
という広大な農地があります。

 それを私達の法人が全て引き受けるのは困難です。
 プランの中では、
 ・地域の担い手として農事組合法人ほんむら・田邊さん・是本さん(市の認定した農業者)を位置付けるとともに、(耕作面積合計約17ha)
 ・1ha以上耕作している農家7戸(耕作面積合計約14ha)
 ・そのほか、頑張っておられる農家
 それぞれが、引き続き営農を続けていくことで、地域の農地・農業を守って行く、事になります。

 そして万が一、営農が続けられない方が出た場合、誰が引き継ぐのか等、地域の農地・農業を守って行くために、必要に応じた検討を続けてきます。

 以上をのことを、「地域全体で進めて行きます」という合意を平成30年2月18日の総会において決定を頂きました。
 今後も、地域で話合いながら農地・農業を守って行くことが重要と考えています。

 さらに、一端国に提出したこのプランの範囲について、広くこの地域の農地の状況をを認識するために公的に説明がつく範囲とするようにと、範囲の見直しが求められました。
 行政との検討の結果、農業センサスで示された集落範囲をベースに範囲を設定することとしました。センサス範囲は古くからの集落区切りで、現在の圃場整備区画等には合致しない部分もありますが、一応説明がつく範囲と考えています。
 この範囲について、平成30年11月25日、地域への説明会を開催し、一応の合意を得た所です。

 この「人・農地プラン」作成にあたっては、私達が地域の担い手として法人を設立しましたので、発起人として、説明・作成・行政対応に携わらせて頂いております。

 地区内で農業をされている方、地区内に農地を所有されている方にご案内・説明等進めておりますが、なかなか十分な説明・取り組みがが出来ていない部分もあります。
 ご容赦いただきますと共にご理解頂きますようよろしくお願いします。

 今後も、プランの定期的な見直しなど、必要に応じて進めていきます。

 ご意見等あればお聞かせ下さい。

    平成30年12月1日

                    
                        農事組合法人ほんむら
                        代表理事 奥久    



「人・農地プラン」の制度 (資料、農林水産省)

プランの範囲 別紙地図に赤線で囲んだ範囲とします。月貞・山王・明善・青龍・三十戸の集落範囲(農業センサス集落範囲)となっています。